リバプールを率いるブレンダン・ロジャース監督は、FWクリスティアン・ベンテケの獲得に満足している。3250万ポンド(約63億円)という移籍にかかった費用は、高くなかったと信じているようだ。

　この夏の移籍市場でMFラヒーム・スターリングを放出したリバプールは、以前から噂があったベンテケを獲得した。アストン・ビラに放出の意思がなかったため、契約解除金の3250万ポンドを支払って取引を実現させている。

　ベンテケがこの額に見合う活躍をするのかは大きな注目を集めているが、ロジャース監督はその価値があると確信しているようだ。

　クラブの公式サイトで、ロジャース監督がこのように語った。

「クラブにとって、バーゲンだったと思えるときがくるだろう。彼のことを見てきたけど、ここにきてさらに強烈な印象を受けた」

「彼のゴールの中でも私の記憶に残っているものの一つが、アンフィールドで行われた我々との試合で決めたものだった。ピッチの半分を駆け抜けていったね。彼はボールを放り込むだけの選手ではない。もちろん、彼の強さがあれば、ボールを収めることができる。だが、予想不可能な力も我々のチームで役立つはずだ」

「彼はつなぐことができるし、カウンターもできる。クロスボールを入れたら、中に彼がいることは分かっている。ゴール前に彼がいることで、周りの選手にもゴールが生まれるだろう。彼を獲得してくれたクラブに感謝している。彼はまだ24歳で、長期的に考えて我々の大きな価値だ」

　ベンテケは2日に行われたスウィンドン・タウンとのプレシーズンマッチに先発してリバプールデビューを果たすと、48分にPAの手前から豪快な反転ボレーを決めていきなり強烈なインパクトを残している。

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