[8.11 UEFAスーパー杯 バルセロナ 5-4 セビージャ]

　バルセロナの背番号10が鮮やかな直接FKから2ゴールを陥れた。

　11日行われたUEFAスーパー杯でセビージャと対戦したバルセロナは、前半3分に先制を許してしまう。しかしFWリオネル・メッシが、ここから魅せる。

　まずは前半7分、FWルイス・スアレスがゴール前右で倒されてFKを得ると、ボールに向かったのがメッシ。左足から蹴り出されたボールは緩やかに壁を越えると、横っ飛びしたGKネトに触れられることなく、ゴール右上へと吸い込まれた。

　さらに前半16分。MFイバン・ラキティッチが倒されて得たFKは、1点目よりも左側で距離のある位置だった。またもやキッカーを務めたメッシは、今度は鋭く左足を振り抜くと、勢いよく飛び出したボールは先ほどよりも低い弾道を描いてゴールネットを揺らした。直接FKを2発沈めたメッシは歓喜の疾走。チームメイトは「ゴラッソ」と叫びながら駆け寄り、鮮やかなゴールを奪ったエースを祝福した。

　試合はその後、激しい打ち合いとなり4-4で延長戦に突入。延長後半10分には、またもやメッシが直接FKを狙うが、これは壁にはね返される。しかし、こぼれ球に反応したメッシが左足で強烈なシュートを放つと、ネトが弾いたボールをFWペドロ・ロドリゲスが押し込んでバルセロナが5-4の勝利を収めた。

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