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デ・ヘア移籍騒動、終着点はどこに…FIFAが介入か

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 マンチェスター・ユナイテッドレアル・マドリーの間で行われるはずだった超大型トレードが書類不備により破談となった問題で、国際サッカー連盟(FIFA)が介入する可能性があることが分かった。

 今夏の移籍期限最終日となった8月31日、ユナイテッドとレアルの間で大型トレードが話し合われた。今夏の移籍市場を騒がせたスペイン代表GKダビド・デ・ヘアの獲得を巡って、R・マドリーが3000万ユーロ(約40億円)とも言われる移籍金にコスタリカ代表GKケイラー・ナバスを付けたトレードを提案。移籍市場が閉じる30分前の現地時間31日23時30分にクラブ間で最終合意に達した。

 しかし、問題はここからだった。『アス』などによると、マンU側からの書類の送付が遅れたことで、最終的に承認が必要なスペインプロリーグ機構(LFP)に書類が届いたのが、1日0時28分になってしまったのだ。これにより移籍は認められず、トレードは不成立となった。なお、プレミアリーグの移籍市場は2日まで開かれているため、そちら側の問題はない。

 レアル側は諦めきれないようだ。クラブは23時59分にユナイテッドからの必要書類が到着していたとする証拠があることを主張。それをもとに、FIFAに訴えを起こして決定を待つ考えを示唆しているという。

 今夏の移籍市場を大いに騒がせたスペイン代表GKを巡る動きだが、このままでは両選手へのしこりが残ってしまう。FIFAが介入することで、皆が納得する答えが導き出されるのだろうか。

●2015-16シーズン欧州移籍情報

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