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マルティアル移籍金は最大106億円に 1週間で3倍近く金額を引き上げたユナイテッドの大盤振る舞い

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 モナコのバディム・バシリエフ副会長は、FWアントニー・マルティアルがマンチェスター・ユナイテッドへ移籍するに至った経緯を振り返り、ユナイテッドからのオファーは断りきれるものではなかったと話している。また、ボーナスを含めた移籍金総額が最大5760万ポンド(約106億円)となることも認めた。

 ユナイテッドはイングランドの移籍市場最終日の1日にマルティアル獲得を正式発表。10代の選手としては史上最高額となる3600万ポンド(約67億円)という巨額の移籍金での取引だと報じられた。

 その後、アーセナルアーセン・ベンゲル監督はモナコがマルティアルを「8000万ユーロで売ったと聞いた」とコメント。ポンドに換算すれば5800万ポンド前後となるこの金額は、ボーナスを含めた総額のようだ。

 しかも、ユナイテッドは1週間ほどでオファー額を3倍近くにまで引き上げてきたのだという。イギリス『サン』によればバシリエフ会長は次のように語ったとのことだ。

「マルティアルの値段が5760万ポンドだったのは事実だ。(設定された目標を達成するのが)非常に現実的なボーナスを含めての総額だがね。最初は、マルティアルの売却はまったくプランになかった。ユナイテッドは先週からオファーを出してきたが、我々は何度か断っていた。2160万ポンド、2880万ポンド、3600万ポンド、さらにはボーナス込みで5040万ポンドというようにね」

「日曜日には選手本人が断りきれないオファーを受けた。彼は我々に話をまとめるよう頼んできて、月曜朝にはユナイテッドがモナコに断れきれないオファーを出してきたんだ」

 イングランドのクラブが支払う移籍金は他国のクラブを大きく引き離して高騰しており、抵抗するのは困難だとバシリエフ副会長は認めた。

「まったく独特な状況だよ。ルイス・スアレスやネイマールのような金額だ。つまり、世界で最高の選手たちだ」

「今のイングランドのサッカーは経済的に別のレベルにある。マンチェスター・ユナイテッドが誰かを買うと決めれば、彼らを止めるのは非常に難しいということだ」

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