beacon

大ブーイングで登場バロテッリ、ポスト直撃ミドルなど復帰戦で存在感

このエントリーをはてなブックマークに追加

[9.13 セリエA第3節 インテル1-0ミラン]

 日本代表MF本田圭佑の所属するミランは13日、インテルとのミラノダービーに0-1で敗れた。しかし敗れはしたミランだが、リバプールから1年ぶりに復帰したFWマリオ・バロテッリが後半17分から途中出場。ポスト直撃のシュートを放つなど、復帰戦で存在感を見せた。

 悪童の帰還を、サン・シーロのサポーターは大ブーイングで迎えた。しかし投入直後のファーストプレーでFKを蹴ると、惜しいクロスボールを蹴り入れる。同32分には強烈ミドルシュートが左ポストを叩くなど、プレー面でサポーターを黙らせる。復帰弾こそお預けとなったが、同37分には枠内に飛ぶFKを蹴るなど、最後まで可能性を示し続けた。

 リバプールで結果が残せず、事実上の戦力外状態にあったバロテッリは今夏、移籍先が見つからず苦労した。最終的に古巣のミランが“引き取った”形になったが、移籍が決まったあともファンの声は冷たかった。

 ただクラブは“校則”並みの契約条項を盛り込み、バロテッリの更生を目指している。いきなりスピード違反で免許停止となるなど、お騒がせは相変わらずのようだが、クラブは成長も認めている。

 そして迎えた復帰戦。練習試合でも好調をアピールしていたように、コンディション面で不安がないことをアピールした。今季のミランのFW陣は開幕から新加入のFWバッカとFWルイス・アドリアーノの2トップが好調を維持しており、レギュラー争いはし烈。しかし、このまま調子を上げていけば、イタリア代表ストライカーの復活の日はそう遠くはないはずだ。


●セリエA2015-16特集

TOP