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判定に不満収まらないベンゲル「審判はD・コスタがどういう選手なのか知っているはず」

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 アーセナルアーセン・ベンゲル監督は、0-2の敗戦を喫した19日のプレミアリーグ第6節チェルシー戦での敗戦での判定について怒りが収まらない様子だ。イギリス複数メディアが試合翌日の同監督のコメントを伝えている。

 試合の行方を大きく左右することになったのが、前半終了間際のDFガブリエウ・パウリスタの退場だった。チェルシーFWジエゴ・コスタと衝突し、一旦は両者がイエローカードを受けることで収まったかに見えたが、2人は口論を継続。最後はガブリエウがD・コスタを蹴ったとしてレッドカードを受けた。

 マイク・ディーン監督は21日までに試合の報告を提出し、それに基づいて映像判定などで別途処分を行うかどうかが検討される。ベンゲル監督は当然ながら、D・コスタへの処分を望んでいることだろう。

「主審がなぜ(口論を)続けさせたのか分からない。マイク・ディーンには、試合の中で起こったことの全体を見て、それでも決定を変えないのかどうか考えてほしいと思う」

 もともとはD・コスタがDFローラン・コシールニーの顔面に手をかけたことが発端であり、レッドカードの場面でもガブリエウに対する挑発やオーバーリアクションが疑われる。D・コスタが「そういう選手」であることを考慮に入れることも必要だったとベンゲル監督は主張する。

「審判たちはジエゴ・コスタのことを知っているはずだ。彼は新人ではない。驚くべきことだよ。私が主審だったとして、ジエゴ・コスタを裁くとすれば、相手選手が反応したからといってすぐに退場にすることはないだろう。挑発されたということが分かるからだ」

 いずれにしても、ガブリエウの行為がほめられたものではないことは認めている。

「プロフェッショナルであるというのは、こういうことに対処できることだ。私の顔に唾を吐かれたとしても、試合中であれば反応はしないだろう。試合以外の場面では保証できないがね」

「勝ちたいという希望は、そういうことの上に置かれるべきだ。反応することもできるが、つねに自分の反応をコントロールしなければならない」

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