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ブラッター会長早期退任も…スイス当局が捜査、家宅捜索を開始

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 スイスの検察当局は25日、国際サッカー連盟(FIFA)のゼップ・ブラッター会長の汚職疑惑に対する捜査を開始し、FIFA本部などを家宅捜査した。ブラッター氏が捜査対象となったのは初めてで、2月に退任を発表している同氏だが、早期退任の可能性も大いに出てきた。なお、同氏は25日に予定されていた会見への出席を中止している。

 ブラッター会長には2005年に北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)との間に結ばれたテレビ放映権に関する不正、また1999年から2002年にかけて、欧州サッカー連盟(UEFA)のミシェル・プラティニ会長に支払われた200万スイスフラン(約2億5000万円)の不透明な報酬に関する疑いがかけられている。

 FIFAは今年5月に大規模な汚職疑惑によって、アメリカ司法当局に副会長ら14名が起訴された。これによりブラッター会長も辞任の意向を示している。ただ意向も黒い噂は絶えず、ブラッター氏にも様々な疑惑がもたれている。欧州メディアは今回の不正が証明されることがあれば、ブラッター氏に禁固刑が下る可能性も伝えている。

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