バルセロナは3日、リーガエスパニョーラ第7節のアウェーでのセビージャ戦に臨む。ルイス・エンリケ監督は試合前日の会見で勝利に向けた意気込みを見せつつ、FIFAバロンドール候補についての質問にも答えた。

　セルタに大敗して首位の座を失った後、前節はラス・パルマスに勝利を収め、チャンピオンズリーグでもレバークーゼンを下して調子を取り戻している様子のバルセロナ。だがFWリオネル・メッシに続いてMFアンドレス・イニエスタも負傷で離脱し、メンバー構成に不安を抱えての試合が続く。

　一方、セビージャはより苦しい状況。リーガでは一旦最下位にまで沈み、前節ラージョ・バジェカーノ戦でようやく初白星を挙げた。シーズン前のUEFAスーパーカップで激戦を演じた相手との再戦に向けて、L・エンリケ監督が述べたコメントをスペインメディアが伝えている。

「セビージャのメンバーや監督は知っているので、確かに現在の調子は驚きだ。だが、だからこそ勝つのは難しくなる。現代サッカーでは勝つこと、勝ち続けることが非常に困難になっている」

「結果と内容はつながっている。数学的なものではないが、良いプレーをすれば勝利の可能性は高まる。勝つためには良いプレーをする必要があるんだ。(4日のマドリッドダービーで)直接のライバルたちが激突するのは興味深いが、我々にとって唯一重要なのはセビージャで勝つことだ」

　GKにはクラウディオ・ブラーボが負傷から復帰し、プレー可能な状態となった。

「ブラーボもひとつの選択肢だ。すでにチームに合流しており、普通どおりの状態にある。チームに合流すれば、後は技術面で決断を下す。出場を阻むような医療的理由は何もない」

　イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた今年のFIFAバロンドール候補59名にはバルセロナからメッシをはじめ7人の選手が名を連ねた。

「FIFAに質問すべきことだ。私ならチームの全員を入れたいと思うが、それは不可能だろう。とはいえ7人が入っているのは悪くない。候補に入る資格のある選手は大勢いるが、私の決めることではない」

「(メッシの受賞の可能性について)それは分からない。私としては疑いのないことだと思うが、それは私の意見でしかない。ほかの者たちの意見も尊重する」

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