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本田、批判発言でクラブから処分か 「投資が必要」報道先行で不快感表すOBも

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 ミランMF本田圭佑の首脳陣やシニシャ・ミハイロビッチ監督を批判する発言に、クラブは「驚き」を感じているという。イタリア『ANSA通信』など複数メディアが伝えた。処分の可能性もあるという。

 チームが0-4と大敗した4日のナポリ戦後、出場機会がなかった本田は、日本の報道陣に抜本的な意識改革が必要と主張した。

 イタリアのメディアも6日、本田の発言を報道。投資か構造改革がなければミランは再建できないという発言や、出場機会がないことが「分からない」という発言など、ミランやミハイロビッチ監督に対する苦言を中心にコメントを伝えている。

 これを受け、『ANSA』は「ほぼ確実に処分につながるだろう」と報道。「クラブは現時点で、驚きをもって本田の発言を確認したとするにとどまっている」と伝えた。処分の内容については触れられていない。

 本田は意識改革を訴えるなかで、「マンチェスター・シティやパリSGのような投資」がないなら、「構造改革」が必要だと述べている。だが、イタリアメディアでは「ミランにはシティやパリSGのような投資が必要」というニュアンスで伝えられることも少なくない。

 そのため、不快感を表したOBもいる。1960年代にミランでプレーし、イタリア代表として1968年のEUROを制したジョバンニ・ロデッティ氏だ。

『tuttomercatoweb.com』のインタビューで、「本田は選手を批判するのは正しくなく、ビッグに戻るには完全な改革、できればシティやパリSGのような投資が必要だと発言しましたが…」と振られると、ロデッティ氏はこう返している。

「彼は重い言葉を使ったね。私は、彼にふさわしい場所を越えた発言だと思う。だったら、彼がそう望むのなら、シティの選手たちを彼が買えばいい。繰り返すが、まったく的外れの発言だ。彼はまず選手としてやるべきことを考えるべきだ」


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