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PK奪取に貢献の酒井宏 「外国人あるある」に苦笑い

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[11.1 ブンデスリーガ第11節 ハンブルガーSV1-2ハノーファー]

 ブンデスリーガは1日、第11節3日目を行い、DF酒井宏樹とMF清武弘嗣の所属するハノーファーは敵地でハンブルガーSVと対戦し、2-1の逆転勝利をおさめた。酒井は右SBでフル出場。「最悪の試合だった」という試合内容で手にした勝ち点3を素直に喜んだ。

「結果の世界なので。これをうれしく受け取るしかないし、負けるより勝って終わったほうが良い。勝って得るものもあるので、良かったと思う」

 前半6分に先制を許し、その後も立て続けにピンチを招いた。GKの好セーブもあり、何とか1点ビハインドで折り返すと、後半は選手交代で流れを変え、逆転に持ち込んだ。

「ポカールの次の練習からちょっと抜けた感じの雰囲気があったし、ピリッとしなかった。なるべくしてなった前半だった」。10月27日のDFBポカール2回戦でダルムシュタットに1-2で敗れ、そのままの悪い流れで試合に入ってしまったようだ。

「僕と(左SBの)ミコ(・アルボルノス)に来るパスが苦し紛れすぎて、受けたところで前を向いてもだれもいないし、みんながパスを受けないような感じだった」

 前半のチームの戦いぶりを振り返る酒井は「“外国人あるある”というか。それでいて『出せよ』ってめっちゃ切れるし。相手の裏に隠れておいてどこに出すんだろうと思いながらパスコースを探していた」と苦笑いを浮かべた。

 それでも後半開始から18歳のMFアラン・サン・マクシマン、22歳のFWウッフェ・ベックがピッチに入ると、後半14分に酒井宏のパスに抜け出したベックがPA内で倒され、PKを獲得。これを清武が決め、同点に追いついた。

「後半、ウッフェとアランというスピードのある若い選手が入って、良い形で入れた。若いので乗ると力強いし、良かったと思う」。後半22分には清武の右クロスからMFサリフ・サネがヘディングシュートを叩き込み、2-1と逆転。少ないチャンスを生かして勝ち点3をもぎ取った。

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