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主力選手流出を心配しないドルトムントCEO「昨年の香川への対応もプラスに」

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 ドルトムントのハンス・ヨアヒム・バツケCEOは、チームの主力選手が移籍する可能性を心配してはいないようだ。クラブが昨シーズンにMF香川真司に対して見せた対応も、スター選手たちの残留につながることが期待できるとドイツ『キッカー』によるインタビューで話している。

 ドルトムントの選手たちの周辺では、今シーズンも移籍に関する噂話が絶えることはない。ブンデスリーガ得点ランキング首位に立つFWピエール・エメリク・オーバメヤンを筆頭に、DFマッツ・フンメルス、MFイルカイ・ギュンドアン、ヘンリク・ムヒタリャンらを巡る移籍話が報じ続けられている。

 だがバツケCEOは、「(リーグ)優勝した2011年と比べて倍以上の給与支払いが可能だ」と述べ、サラリーの面では選手たちを引き留める力があると主張。さらに好材料はそれだけではないとして、昨季の香川を引き合いに出して次のように続けている。

「各種のテーマに対して、我々は落ちついて心ある対応を見せることができている。トップパフォーマンスを出せない状態になっていた香川真司がマンチェスター(・ユナイテッド)から戻ってきたときも、誰も慌てることはなかったよ。むしろ我々は、彼を最高の状態に戻すことができたんだ。そういう落ちついた体勢のクラブであることはとても貴重な要素だよ」

 オーバメヤンに対しては、バルセロナアーセナルに続いてチェルシーからの関心も伝えられているが、引き抜かれることに不安はないと述べた。

「我々の目標は、彼をできるだけ長くここに残すことだ。この人事に関してまったくナーバスになることはないよ。2020年まで延長したばかりの契約には説得力があるからね」

 その一方で、フンメルス、ギュンドガン、ムヒタリャンとの契約はそれぞれ2017年までとなっている。

「バルセロナやレアル・マドリーからのオファーがあれば、検討するような選手たちは今後もいるだろう。だが、ヨーロッパに存在するその他の200チームのほとんどにとって、我々の選手たちは(補強の)対象外だろうね。たとえばギュンドガンが『ステップアップする』と言えるようなクラブは、そう多くはないからね。私はとてもリラックスしているよ」

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