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本田、アピール失敗? ミハイロビッチは「チェルチの次にくる選手」

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[12.1 コッパ・イタリア4回戦 ミラン3-1(延長)クロトーネ]

 ミランMF本田圭佑は、2か月半ぶりのスタメンのチャンスをアピールにつなげられなかったのかもしれない。シニシャ・ミハイロビッチ監督は、MFアレッシオ・チェルチに序列で劣ると明言している。

 本田はコッパ・イタリア4回戦のクロトーネ戦で、公式戦11試合ぶりに先発出場のチャンスを得た。だが、大きなインパクトを残すことはできず、地元メディアから酷評されている。

 FWルイス・アドリアーノのゴールで先制したものの、同点弾を許して2部相手に苦しんだミランだったが、延長戦の末に3-1と勝利。ベスト16進出の最低目標は達成した。延長戦の2得点を挙げたのは、途中出場した主力のMFジャコモ・ボナベントゥーラとFWエムバイェ・ニアンだ。

 試合後、ミハイロビッチ監督は本田について次のように述べた。クラブ公式ウェブサイトが伝えた。

「本田はチェルチの次にくる選手だ。今日は彼にとって自分を見せるチャンスだった。いずれにしても頑張ったよ。だが、彼らにとって簡単じゃないのは理解している。今日は全員に自分を示すチャンスを与えたかった」

 ミランは4-3-3でクロトーネ戦のキックオフを迎えたが、苦戦したことで、リーグ前節サンプドリア戦で採用した4-4-2にシステムを変えた。ミハイロビッチ監督は「これまでFWが2人だけだったが、ニアンが戻ってきた」と、4-4-2を続ける考えを示唆している。

 中盤の4人がフラットに並ぶ4-4-2では、本田の戦場はサイドとなるだろう。そのサイドからの突破を武器とするチェルチの「次」ということは、今後の試合でも本田の先発復帰の可能性は低いということになる。

 9月19日のセリエA第4節パレルモ戦以来、試合の終盤に投入されるだけの日々が続く本田。苦しい状況はまだまだ続くかもしれない。


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