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5年28億よりバレンシアとの半年契約を選ぶ…G・ネビル新監督「今は立ち上がるべき時」

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 5年28億円の契約より、半年契約の茨の道を選んだ? 2日にバレンシアの新監督に就任することが発表になった元イングランド代表のガリー・ネビル新監督の強気な決断が、『デイリーメール』など英メディアによって伝えられている。

 現役時代、マンチェスター・ユナイテッド一筋でプレーしたG・ネビル氏は、持ち前のキャプテンシーで数々のタイトルを獲得したチームを牽引した。2011年シーズンを最後に現役を引退。ただ引退後は的確な発言から評論家として抜群の人気を集めていた。

 そしてこのたび、『スカイスポーツ』はG・ネビル氏に対し、5年1500万ポンド(約27億8000万円)以上の資金を用意して、新たな契約を結ぶ準備をしていたのだという。しかし、G・ネビル氏は高額オファーを断り、夢である現場復帰を決断。『BBC』によると、40歳の新指揮官は、就任の経緯について、次のように話した。

「このような機会をいただけて光栄に思っている。ここ数年、テレビの前に座っていた。今は立ち上がるべき時なんだ。日曜日にバレンシアから連絡をもらった時、『なんてすごい機会が訪れたんだ』と思ったよ。もしこのオファーを断っていたら、自分の信頼におさらばを告げなければならないところだった」

 また、指導実績がないことへの疑問の声についても、「魔法の公式なんて存在しない」と強く意気込みを語っている。

「これまで経験のない監督が成功し、経験豊かな監督が失敗するということはよくあったと思う。魔法の公式なんて存在しないよ。自分の実力を証明したい。そしてこれはリスキーな契約だったと考えている人たちを見返したいね」

「自分の実力に疑問を持つ人が出てくるのももっともなことだ。だからこれからの数か月で、その疑いを払拭していかなければならない。バレンシアのファンや選手に自分の実力を証明しなければならないと心得ている。この仕事を全うするに足りるかどうかを示さなければいけない。こういう懸念をかかえている人にとって、試合に勝つことだけがそれを晴らす唯一の解決策なんだ」

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