ミランは17日のコッパ・イタリア5回戦で、サンプドリアに敵地で2-0と勝利した。白星を取り戻したことで、シニシャ・ミハイロビッチ監督は自信を取り戻しているようだ。

　FWエムバイェ・ニアンのゴールで先制し、MF本田圭佑のお膳立てからFWカルロス・バッカが追加点を挙げたミランは、ベスト8に駒を進めた。準々決勝ではカルピとホームで対戦。突破すれば準決勝で2部スペツィアか3部アレッサンドリアとの対戦だ。決勝進出への希望が高まっている。

　セリエAでは下位相手のドローが続き、批判されていたミランだが、タイトルへの道が見えたことで、ムードも明るくなったことだろう。ミハイロビッチ監督は、チャンピオンズリーグ(CL)出場という目標も諦めていないと述べている。イタリアメディアがコメントを伝えた。

「我々は勝たなければいけなかった。そして勝った。重要なチャンスをつかんだんだ。これでファイナルへの道も手が出ないわけじゃない。勝って当然の試合ではなかった。フロジノーネ戦に向けて自信となるはずだ」

「我々は、ミランの誰も諦めてはいないということを示した。気質を示したんだ。CL? 私は、我々が目標を達成できると確信している」

　それだけの根拠がミハイロビッチ監督にはあるようだ。

「リーグ戦でのここ9試合で、我々が負けたのはユベントス戦だけだ。カルピと(エラス・)ベローナには勝たなければならなかった。だが、そこで勝っていればCL出場権を獲得できるだけのペースなんだ。チャンスを生かさなかったのは、我々のせいでもあるけどね。いずれにしても、リーグ戦は長い。我々は自信を失っていないんだ」

---

●セリエA2015-16特集