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敗北に不満のマンチーニ 「アップのときから姿勢が気に入らなかった」

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 インテルは20日、セリエA第17節でラツィオにホームで1-2と敗れた。ロベルト・マンチーニ監督は、自分たちのせいで負けた試合だと不満顔だ。

 立ち上がりに失点しながらも、後半にFWマウロ・イカルディのゴールで追いついたインテルだが、終盤にMFフェリペ・メロがPKを献上して勝ち越しを許した。F・メロはさらにラツィオMFルーカス・ビリアにかかと落としを見舞って退場している。

 マンチーニ監督は試合後、次のように述べた。イタリアメディアが伝えている。

「怒ってはいない。落胆している。我々はすべて自分たちでやってしまった。今夜のようにプレーが悪く、そのために勝てない試合はある。だが、今日の我々がやったようなミスをして負けてはいけない。だから残念に思っている。最後まで集中を保たなければいけない。ウォームアップのときから姿勢が気に入らなかった」

「1-1のときにバカなことをしなければ、我々は負けていなかった。良いプレーではなかったが、いずれにしても負けるべき試合ではなかったんだ。彼らも勝つために大きなことをしたわけではないからね。我々は我を失ってはいけなかったんだよ。このように試合を落とすのは間違っている」

 F・メロの責任は小さくない。マンチーニ監督も叱責したようだ。

「ビリアに対するファウルは、PKを与えたことでナーバスになって生まれたものだと思う。ロッカールームで彼に何を言ったかは、君らメディアには言わない」

 2位との勝ち点差が1ポイントに縮まったインテル。王者ユベントスも勝ち点3差に迫っている。マンチーニ監督は、シーズンは長いと述べた。

「(ユーベのマッシミリアーノ・)アッレグリ監督はユーベとインテルが同じくらいに整備されていると言った? それは違う。ユーベの方が整っている。近年のスクデットを獲得してきたチームだし、彼らにアドバンテージがあるよ」

 最近、インテルがフィアットの最新モデル、ユベントスがメルセデスと、車にチームをなぞらえてきたマンチーニ監督は、この日のインテルを車にたとえるならとの質問に、こう答えている。

「フィアットのトポリーノだ」

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