beacon

テア・シュテーゲン、バルサ退団を検討か クラブW杯に出場できず…

このエントリーをはてなブックマークに追加

 バルセロナGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンは、移籍を検討し始めているのかもしれない。スペイン『スポルト』が伝えた。

 テア・シュテーゲンは2014年夏にボルシアMGからバルセロナに加入。ルイス・エンリケ監督は同時期に加入したGKクラウディオ・ブラーボをリーガ・エスパニョーラで、テア・シュテーゲンをチャンピオンズリーグとコパ・デル・レイで起用してゴールマウスにおけるローテーション採用を貫いてきた。

 だが、指揮官は世界一の称号が懸かったクラブ・ワールドカップで考えを変えている。周囲では、これまでのカップ戦同様テア・シュテーゲンが先発に名を連ねると予想されていたものの、蓋を開けてみれば準決勝の広州恒大戦、決勝のリバー・プレート戦で正GKとなったのはブラーボだった。これはL・エンリケ監督の信頼がテア・シュテーゲンからブラーボに傾いていることの証と言っていいだろう。

 テア・シュテーゲンは、以前からローテーションの難しさを認め、さらなる出場機会を求めると主張し続けてきた。無論、これまではブラーボとのポジション争いに勝って正守護神の座をつかむことを意味していたが、最近ではユルゲン・クロップ監督が就任したばかりのリバプールからの関心が伝えられる。先発が保証されるのであれば、移籍という選択肢に心が揺れてもおかしくはない。

 バルセロナは1年半前に未来を見据え、現在23歳と若いテア・シュテーゲンを獲得した。今後を考えるとドイツ人GKの放出は避けたいところだが、L・エンリケ監督がどういった形で信頼を示していくかが去就の鍵を握りそうだ。


●リーガ・エスパニョーラ2015-16特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP