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ネイマール、エスパニョール戦で人種差別チャントを浴びせられる…チームメイトのピケが怒りの声

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 2日に行われたリーガ・エスパニョーラ第18節、エスパニョールバルセロナのダービー(0-0)で、バルセロナFWネイマールが人種差別を受けた。複数のスペインメディアが報じている。

 スペイン・カタルーニャ州を代表するダービーから新年をスタートさせたバルセロナだが、この一戦でネイマールが人種差別の標的となった。エスパニョールの本拠地コルネジャ・エル・プラットの一部観客は、ネイマールがボールを持つ度に猿の鳴きまね(モンキーチャント)を同選手に浴びせている。

 ネイマールがモンキーチャントを浴びせられるのは今回が初めてではなく、選手本人も人種差別に反対する意思を表明してきた。過去にはバルセロナ、ブラジル代表でチームメイトのDFダニエウ・アウベスが、投げられたバナナを反論の意を込めて食べたことをきっかけに、SNS(ソーシャルネットワーク)上でバナナと一緒に写真を撮るという人種差別撤廃運動も起こしている。

 そういった運動があったにもかかわらず、サッカー界に根付いたままの人種差別問題だが、今回のネイマールの一件についてはDFジェラール・ピケが怒りの声をあげている。バルセロナDFはエスパニョール戦終了後、モンキーチャントを行った人々を処罰の対象とする必要性を説いた。

「そんなことをした連中は、適切な形で罰せられなくてはならない。エスパニョールのファンかどうかに関係なく、そのような行為に及んだ人々の責任を問うべきなんだ。誰がチャントを行ったかを特定して、一人ひとりを非難する必要があるんだよ」

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