beacon

脳手術から復帰も苦境のカスタン、ファンに謝罪 ベナティアから慰めも

このエントリーをはてなブックマークに追加

 ローマDFレアンドロ・カスタンが苦境にある。17日の試合で低調なパフォーマンスに終わり、途中交代した同選手は、『ツイッター』でサポーターに謝罪した。イタリアメディアが伝えている。

 2013-14シーズンに現バイエルンDFメフディ・ベナティアとコンビを組み、ローマで堅固な守備を築いたカスタンだが、昨季序盤に脳の問題が見つかって手術を受け、約1年にわたる戦列離脱を余儀なくされた。

 今季復帰を遂げたカスタンだが、ルディ・ガルシア前監督の下で出場機会を得られず、1月の去就も取りざたされることに。しかし、チームの不振を受けてクラブはガルシア氏を解任し、ルチアーノ・スパレッティ監督を招へい。カスタンは新指揮官の下で再出発を図った。

 そしてスパレッティ監督のデビュー戦となった17日のセリエA第20節ベローナ戦で、カスタンは先発出場。DFコスタス・マノラスとコンビを組んだ。だが、不安定な守備でピンチを招き、後半には結果的にチームが勝利を逃すこととなったPKを献上。その後、スパレッティ監督はカスタンをベンチに下げ、DFアントニオ・リュディガーと交代させた。

 カスタンは自身のパフォーマンスに落ち込んだようで、次のようにサポーターに謝罪している。

「僕にとってはフラストレーションがたまる日となった。再びサッカーをやるためにたくさん戦ってきた僕だから、なおさらだ。自分は好調だと思っていた。でも今日は、このチームにいるためにはもっと向上しなければいけないと分かった」

「おそらく、彼ら(ローマ)は僕を信頼しすぎたんだ。僕は謝りたい。このユニフォームで常にベストを尽くそうとしてきた。本当に申し訳なく思うし、みんなに感謝している」

 これを受け、ベナティアは『ツイッター』でかつてのチームメートをなぐさめている。

「ブラザー、君は大きな手術を受けた。神のおかげですぐにリスタートし、戦うことができるのは、君のような戦士だけだ。君がいかに強いかはみんな知っている。間違いなく以前の怪物に戻るはずだ。この試合は何でもないさ。みんなすでに間違いをしてきた。君のことが恋しい。大好きだよ」

●セリエA2015-16特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP