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ラグビー日本代表の成功の鍵はグアルディオラ? 前HCエディー氏、1日会って監督哲学を学んでいた

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 ラグビー日本代表の成功の鍵はグアルディオラだった? ラグビー日本代表を昨年のワールドカップ(W杯)で大金星を含む3勝という見事な成績へと導いたエディー・ジョーンズ前ヘッドコーチ(HC)が、バイエルンのジョゼップ・グアルディオラ監督に「監督哲学」を学んでいたことを明かした。

 ラグビー日本代表は昨年、イングランドでのW杯開幕戦で、優勝候補の一角だった強豪南アフリカ相手に劇的な勝利を飾った。これまでW杯で1勝しかしたことがなかったチームの「世紀の番狂わせ」に、世界中が驚き、賛辞を贈った。決勝トーナメント進出はならなかったものの、3勝1敗という堂々たる結果を残した。

 その成功の秘密は、サッカー界からもたらされたのかもしれない。2012年に日本代表HCに就任したエディ―氏は、元バルセロナの指揮官に1日教えを請うたのだという。本人が、イギリス『BBC』に語った。

「他のスポーツを見るのが好きで、いつもバルセロナの戦い方に魅了されていたんだ」

「バルサのスペースへのボールの動かし方が好きだった。特にチームが小柄な日本で監督をしていたことで、我々はボールを動かす必要があったし、ボールを動かすことによって相手チームを倒さねばならなかった」

 そこで思いついたのが、バルサの哲学に触れることだった。「そこで思ったんだ。『私が会うべき男がいるとしたら、彼(グアルディオラ監督)だ』ってね」と、“重要な”アイディアを思い浮かべ、そして実行に移した。

「幸運なことに、私は会合をセットすることができて、本当に実り多き一日を彼とすごすことができたんだ」

「それまでの2年間で、どれほどひどい指導をしてきたのかと、困惑した思いを話したと記憶している。彼(グアルディオラ監督)が、どれほど選手たちをハードワークさせてきたことか。世界最高の選手たちに、だよ。週に30万ポンド(約5000万円)も稼ぐ選手たちを、さらに成長するよう駆り立てていたんだ」

 エディー氏は昨年のW杯後に、日本代表HCを退任。サッカーと同じくラグビーを生んだイングランドの代表チームのHCに就任した。もしかして、グアルディオラ監督と“母国”での再会も…?

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