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ミランCEOも対象に…イタリアで大規模な脱税疑惑浮上 「根深い脱税システム」が存在した?

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 イタリアでまた大規模なスキャンダルか。『ANSA通信』や『スカイ・スポーツ』などイタリア大手メディアは26日、同国の財務警察が一斉にセリエAやセリエBのクラブの調査に動き出したと報じた。

 主な疑惑は「脱税と偽の請求書」だ。ナポリ検察によると、「脱税の根深い仕組み」が存在しているとのこと。35クラブと64人が調査の対象になっていると報じられた。

 クラブのお金を扱うのは上層部。もちろん、大物も調査対象になっている。ミランのアドリアーノ・ガッリアーニCEOやラツィオのクラウディオ・ロティート会長、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長、元ユベントスで現パリSGのジャン・クロード・ブラン氏といったクラブのビッグネームのほか、パリSGのFWエセキエル・ラベッシ、エルナン・クレスポ氏といったプレーヤーも調査のメスが入る。選手とクラブの仲介役である代理人も関与している模様で、イタリアサッカー界には税金逃れのシステムが古くから存在している可能性が浮上した。

 問題の詳細はこれから徐々に明らかになっていくことが予想される。今後の動きに注目したい。

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