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スペイン2部でプレーしていた33歳ブラジル人FWが中国へ 2部クラブで2年4億円の破格待遇

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 破格の待遇によって有名ブラジル人選手をかき集めている中国だが、2部リーグのクラブでさえも、その例に漏れない。中国2部の青島海牛が、リーガ・エスパニョーラ2部のポフェンデラディーナに所属していたブラジル人FWユリ・デ・ソウザ(33)と破格の契約を結んだのだ。スペイン『マルカ』が報じている。

 ユリはブラジル人ながら、そのキャリアのほとんどをリーガ2部及び3部で過ごしてきたストライカー。ポンフェラディーナには2009-10シーズンから在籍し、237試合で96得点を記録し、同クラブの歴代最多得点ランクで2位につけている。

 ユリとポンフェラディーナの契約は2015-16シーズン限りとなっていたが、そんな同選手のもとに中国からオファーが舞い込んだ。スペイン人ジョルディ・ビンジュラス氏が監督を務める青島海牛から、2年で給与総額300万ユーロ(3億9300万円)という破格の条件を提示されたのだ。ユリは愛着のあるポンフェラディーナに残るべきか悩んだようだが、リーガ1部でも強豪クラブにしか支払えない給与額を前にして、断りを入れることはやはりできなかった。

 ブラジル人FWは28日にポンフェラディーナの退団会見に臨み、チームメートやスタッフが見守る中、涙を流しながら次のように語っている。

「ここで幸せだった。どこにいたってポンフェラディーナのファンであり続けるよ。もし家から出て行くとしても、それは束の間にしかなりえないんだ。クラブ、この町、ここに住む人々をいつも心に持ち歩いていく。ここは僕の人生の伴侶を与えてくれた場所でもあるんだからね」

「僕の人生において、最も難しい決断となった」

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