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バイエルン、問題を起こしているのはビダル?ペップ退団で“FCハリウッド”化が加速か

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 バイエルンのチーム内の雰囲気を悪化させているのは、チリ代表MFアルトゥーロ・ビダルなのだろうか。ドイツ『シュポルト・ビルト』によると、チームメイトたちはビダルの振る舞いに呆れているという。

 先週、バイエルンの「ある選手」がドイツ『キッカー』に対して、チームの雰囲気について「良くない」と話していたことが話題を呼んだ。ジョゼップ・グアルディオラ監督や主将のDFフィリップ・ラームらはその後メディアに内部の情報を漏らす“スパイ”の存在に腹を立てている様子を示していた。

 しかし、チームの和を乱す選手が存在するのは本当なのかもしれない。『キッカー』によれば、先日自身の給料明細書をドレッシングルームに置き忘れた不用心な選手がいたという。それは昨夏ユヴェントスから加入したビダルだとされる。彼の年俸は税抜きで800万ユーロと同クラブでは最高クラスに入るとのことで、その待遇がチームメートに知られることになったのだ。

 だが、ビダルに関する報道はそれだけではない。今回の『シュポルト・ビルト』の記事によれば、バイエルンが1月にカタールで開催したトレーニングキャンプに合流する際、同選手は唯一体重をオーバーしていた選手だったという。また、合宿中には何度もホテルから脱け出し、戻ってきたときには酒に酔っている様子だったそうだ。

 また同メディアは、グアルディオラ監督がチームの前で、ビダルのプロ意識を欠いた振る舞いを名指しで注意したと伝えている。だがその際、指揮官は自身ではなく、チームが独自にビダルの規律問題を解決することを求めたらしく、その指示にチームが納得していない模様だという。それが、内部の情報がメディアに流れるきっかけとなったとしている。

 過去には様々なチーム内のトラブルで、“FCハリウッド”とも呼ばれたバイエルン。ここ数年は大人しかったが、グアルディオラ監督の退団を4か月後に控えるクラブは再びそう呼ばれるようになるかもしれない。

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