beacon

マンU時代の“不遇”を振り返るバルデス「とても孤独だ」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 今冬の移籍市場でスタンダール・リエージュに加入した元スペイン代表GKビクトル・バルデスが、マンチェスター・ユナイテッド時代の“不遇”を振り返った。

 バルデスはバルセロナ時代の恩師でもあるルイス・ファン・ハール監督が指揮官を務めていたユナイテッドに15年1月に加入。しかし、2試合に出場したあと出場機会が与えられることはなく、7月にはファン・ハール監督からU-21チームへ移るように命じられた。チーム練習に加わることが出来ず、バルデスはアカデミーのGKコーチだったアラン・フェッティス氏と2人で練習する日々を過ごすことになった。

 スペイン『エル・パイス』の取材に答えたバルデスは、当時を振り返り、このままでは人生が台無しになると感じていたと不安があったことを明かした。

「『もしポストに頭をぶつけて意識を失ったらどうだろう?』『あるいは自分の舌を飲みこんでしまったら?』ってアランに聞いたことがあるんだ。アランは『ポケットには携帯電話が入っているから、電話をして助けを求めるさ』って答えたよ。僕はアランに対してこう答えた。『とても孤独だ』ってね」

 ただ、ファン・ハール監督への恨みは全くないと話す。

「恨み? 全くないよ。彼は僕をバルセロナでデビューさせてくれた。チームが決まっていない時、自分のことを拾ってくれたのも彼だ。膝の負傷から復帰するチャンスをくれたんだからね」

「マンチェスター・Uでは1人でトレーニングをしていた。それがどういうものかわかるかい? ここではロッカールームにいれるだけでも嬉しい。自分にとって、スタンダールは世界最高のクラブさ」

●プレミアリーグ2015-16特集

TOP