beacon

妻の予想的中…355日ぶり復帰のサヒン「試合の準備していなかったけど…」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 ドルトムントのMFヌリ・サヒンが18日に行われたヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント1回戦第1戦で、昨年2月28日シャルケ戦以来、355日ぶりの復帰を果たし、後半12分までプレーした。サヒンがその喜びをコメントしている。クラブ公式サイトが伝えた。

「長い間戦列を離れていた。リハビリ中に何度も怪我を悪化させてしまった。でも、すべて今夜報われた。ファンタスティックだった。何度も治療に戻らなければならなかったせいで、スタジアムには1年ほど来ていなかった。ここで試合を観るのはとても耐えられないことだった。ピッチを離れている間は、ネガティブにもなったしポジティブにもなった。でもピッチに出てみると、やっぱり最高だった。すごく楽しかった。できるだけ楽しんでやろうという気持ちで向かったんだ」

 復帰を喜ぶサヒン。しかし、先発起用を伝えられたのは試合当日だったようで、試合に必要なものを準備していなかったという。「練習に来たとき、実は試合に必要なものが何もなかった。洗顔具も何もね。でも幸い、妻が一式をスーツケースに詰め込み、車のトランクに入れておいてくれたんだ。何もかも準備OKだった。試合に出ることがあるかもしれない、という妻のひらめきのおかげでね」と、妻に助けられたと明かした。

 そして、ついにピッチに立つことができた。「早くプレーしたくて仕方なかった。もちろん、11人対11人でプレーするのは1年ぶりだったから、今の自分の調子ははっきりわからない。だけど、今夜はいい気分だったし、最初の一歩を踏み出せた」。無事復帰を果たすことができたサヒンは、後半12分にピッチを離れる際にサポーターからスタンディングオベーションを受けた。ここからシーズン終盤に向けてさらに調子を上げ、チームの更なる原動力になる。

●プレミアリーグ2015-16特集

TOP