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最下位ビラ、ファンが怒りの途中退席 抗議むなしく3連敗

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 プレミアリーグで最下位に沈むアストン・ビラのファン・サポーターが、怒りの抗議行動に出た。ホームゲームの試合中にスタジアムを去り、低迷するチームへの憤りを示したのだ。イギリス『スカイ・スポーツ』が現地の様子を伝えている。

 開幕からプレミアリーグで低迷が続くアストン・ビラは、シーズン途中にティム・シャーウッド前監督を解任し、レミ・ガルデ監督が就任した後も調子が上がらない。現地時間1日に行われた28節のエバートン戦でも5分、30分、60分と失点し、勝ち点獲得が難しくなってしまった。

 すると74分、1000人以上のファンが一斉に席を立ち、スタジアムを後にした。オーナーのランディ・ラーナー氏への抗議のためで、クラブが1874年に創立されたことから、74分に設定されたという。皮肉にもチームは79分に1点を返して意地を見せたものの、喜んだ人の数は少なく、チームも1-3で敗れて3連敗となってしまった。

 依然として最下位のアストン・ビラは、残り10試合で残留圏内ぎりぎりの17位サンダーランドとの勝ち点差は8となり、ますます苦しい状況となった。試合後、ガルデ監督は抗議行動について聞かれ、次のように答えている。

「私はアストン・ビラの一部であるファン・サポーターを尊重している。しかし私は同時に、自分の立場と、私にこの地位を与えた人々を尊重しなければいけない」

 プレミアリーグ残留は絶望的な状況だが、それでもガルデ監督は懸命に前を向いた。

「私は、必要な勝ち点を獲得することにエネルギーを集中する。私の仕事は、選手たちをできる限り良い状態にするように努めることだ。そして一緒に、この難しい状況に立ち向かわなければならない」

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