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ゴールへの想いを綴るブッフォン 「12歳のとき、僕は君に背を向けた…」

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 ユベントスGKジャンルイジ・ブッフォンが、ゴールへの想いを綴った。

 ブッフォンは20日のトリノダービーで、973分間無失点というリーグ新記録を樹立した。22年ぶりの記録更新という偉業だ。子どものころはアタッカーだったというブッフォンは、ゴールマウスに向けて次のような手紙を記している。

「12歳のとき、僕は君に背を向けた。君に確かな未来を保証するために、自分の過去を否定した。心で決めた選択だった。直感で選んだ」

「面と向かって君を見るのをやめたまさにその日から、でも、僕は君のことを愛し始めた。君を守り始めた。君を守る最初の、そして最後の手立てとなり始めた」

「君とは二度と視線をかわさない。もしくは、それをできるだけ少なくする。そのために何でもやる。僕は自分に誓った。でも、振り返らなければならず、君を失望させたと気づくたびに苦しかった」

「僕らは常に反し、補い合ってきた。月と太陽のように。決して触れることがないのに、そばで生きていかなければならない。接触が許されない人生のパートナーだ」

「25年以上前、僕は決めた。君を大事に守ると誓った。君の敵たちに対する盾になってきた。常に君のためを考え、自分のことより優先してきた。そして、振り返って君のことを見るたびに、君の落胆を支えようとしてきた。胸を張り、でも責任を感じながら」

「ゴールに背を向けたとき、僕は12歳だった。そして、僕はそれを続ける。足、頭、そして心が持ちこたえる限り」

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