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宮市が実戦復帰、独での公式戦デビューへ「準備はできている」

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 ブンデスリーガ2部ザンクトパウリに所属するFW宮市亮は、ようやくドイツでのスタートラインに立ったと感じているようだ。クラブの公式ウェブサイトで、「準備はできています」と意気込みを語っている。

 昨夏にザンクトパウリに加入した宮市は、シーズン開幕前の強化試合で左ひざの十字じん帯断裂という重傷を負ってしまい、まだ公式戦に出場できていない。それでも、2月末からチーム練習に参加していた宮市は、24日に1部ハノーファーとの非公開練習試合に途中出場して、ついに実戦復帰を果たした。

 両チームの代表組が不在の中に行われた試合で、ザンクトパウリはハノーファーに1-4と敗れている。サイトによれば、69分から出場した宮市は「幾度かクオリティーをのぞかせたが、まだ試合に決定的なインパクトは与えられなかった」とのことだ。

 宮市本人は「8カ月試合に出ていなかったため、ナーバスでした」と、試合前は多少緊張気味だったと明かした。その一方で、「ここ数週間、ハードに良い練習ができ、自信を持って試合に入れました」と不安はなかったという。

 また、この日のために取り組んできたと語る宮市は、「素晴らしい瞬間でした」「またユニフォームを着ることができて最高の気分です」と喜びを表した。さらに、「みんなが試合前に幸運を祈ってくれて、試合後にはカムバックを祝福してくれました」と、同僚たちとの良好な関係をうかがわせている。

 宮市は負傷箇所の状態にも満足している様子だ。「ひざは大丈夫でした。問題なかったです」と語り、「もちろん、この調子で続けることができれば、と思います」と続けている。また「もちろんプレーして、チームを残りの試合で助けることを望んでいます」と話し、「準備はできていますので」と意気込みも示した。

 4月1日に行われるブンデスリーガ2部第28節でザンクトパウリはウニオン・ベルリンをホームに迎える。宮市はこの一戦でベンチ入りする可能性があるのだろうか。

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