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ベルルスコーニ、ドンナルンマ放出を否定 「今後15年のミランの守護神」

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 ミランの新たな宝石を売ることはない。シルビオ・ベルルスコーニ名誉会長が、GKジャンルイジ・ドンナルンマの放出を否定した。

 ドンナルンマは今季、弱冠16歳にしてシニシャ・ミハイロビッチ監督に抜擢され、元レアル・マドリーGKディエゴ・ロペスからポジションを奪った。イギリスメディアは、17歳になったドンナルンマにチェルシーやマンチェスター・ユナイテッドなどが関心を寄せていると報じている。

 だが、ベルルスコーニ名誉会長はイタリア『ラジオ・ラジオ』で、次のようにドンナルンマ残留を強調した。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが伝えている。

「ドンナルンマを売ることはない。彼は今後15年にわたってミランの守護神となるだろう」

 ミランはシニシャ・ミハイロビッチ監督のシーズン後の去就も騒がれている。退任が既定路線という声もあり、EURO2016終了後の退任を発表したイタリア代表のアントニオ・コンテ監督や、サッスオーロを躍進させたエウゼビオ・ディ・フランチェスコ監督への関心が伝えられている。だが、ベルルスコーニ名誉会長は両監督の招へいに否定的な見解を示した。

「コンテやディ・フランチェスコがミランの今後にとって適切な名前だとは思わない。ミハイロビッチについては、今季をどう終えるかをみてみよう。コンテは素晴らしい監督だが、今は最終的なことを言えない。我々は決めている真っ最中だからだ。我々はミランを変えている最中だ」

 また、ベルルスコーニ名誉会長はミランの将来にも言及した。資金をもたらすグループが参入するか、下部組織出身のイタリア人選手を重視する路線の2つが選択肢と明かしている。

「我々には2つの解決策がある。一つは、ミランに重要なリソースをもたらすグループが加わることだ。もう一つは、私がとても気に入っている案だが、ミランをイタリア人選手だけにすることだよ。すべてミランの下部組織出身の選手とし、ほかとは違うチームにするんだ。私の頭にとても明確にあることだよ」

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