スコットランドの名門レンジャーズは、5日に行われたスコティッシュ・チャンピオンシップ(2部)ダンバートン戦に勝利を収め、来季のプレミアシップ昇格が決定した。4年ぶりのトップリーグ復帰となる。

　セルティックとともにスコットランドの2強の一角として君臨し続けていたレンジャーズだが、2012年に財政難のため破産申請をし、4部リーグからの再スタートを強いられることになった。

　その後は3部、2部と1年での昇格を果たしてきたが、昨季は2部で3位に終わって昇格ならず。だが今季は4試合を残した時点で2位に17ポイント差をつけ、首位での来季昇格を早々と決定させた。

　レンジャーズはスコティッシュ・プレミアリーグ最多の54回の優勝を誇る名門クラブ。トップリーグに復帰することで、世界で最も伝統あるダービーマッチの一つであり、かつてMF中村俊輔が活躍したことでも知られるセルティックとの「オールドファーム」も復活することになる。

　なお、今季スコティッシュ・プレミアリーグでは日本代表GK川島永嗣が冬に加入したダンディー・ユナイテッドが依然として最下位に沈んでいる。このままではレンジャーズとの入れ替わりで降格を強いられることになってしまうかもしれない。