beacon

岡崎が語る“ストライカー”の矜持「安パイなプレーでは終われない」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 レスター・シティは今季のプレミアリーグで首位に立ち続ける。結果を残し続けるチームで、所属する日本代表FW岡崎慎司にも変化が出てきたようだ。

 レスターの快進撃は、「おとぎ話」とも言われる。高名な選手たちがそろっているわけではないが、それぞれの必死のプレーがチームの結果に結びついている。

 中でも成長著しいのが、FWジェイミー・バーディだろう。昨年からイングランド代表に選ばれてはいたが、さらにその地位を確かなものにしようとしている。

 そのバーディーと2トップを組み、間近で成長を見てきた岡崎だからこそ分かるのだろう。「結果」を残す重要性を、『オムニ・スポーツ』に対して語っている。

「貢献している一員ではなく、ストライカーとしてインパクトを与える選手、危険な選手にならないといけないと毎回感じます。ストライカーとしてバーディーを見て、またリヤド(・マフレズ)などの存在がすごく刺激になっている」

 日本からドイツに渡った後は、中央ではなくサイドで使われる時期もあった。守備も含めて、周囲のために働ける点は岡崎の強みでもある。だが、それだけではFWとして高い評価を勝ち得ることはできないことも学んできた。

「出たときに何か残すという思いで、いつもサッカーをしている。どう思われているか、などではないですね。自分がやったと思えるかどうか」

「例えば後ろにボールを戻して、パスが成功したとする。でも、そこでターンして何かして評価につながったときの気持ちを、今は知っているので。安パイなプレーでは、もう終われない。半年くらい戦った後で、そう思いました」

 序盤とは違い、先発の定位置を勝ち取っている事実が、その変化と成長の証なのだろう。今季ここまでのリーグ戦5ゴールを、今週末のウエスト・ハム戦でも伸ばすよう、岡崎はどん欲に戦うはずだ。

●プレミアリーグ2015-16特集
●欧州組完全ガイド
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP