アーセナルはこの夏、大きな補強を行わないのだろうか。アーセン・ベンゲル監督は、それを示唆しているのかもしれない。

　今シーズンのプレミアリーグ優勝は難しくなったアーセナル。シーズン終了後の動きが気になるところだが、現時点でチームを飛躍的に向上させるビッグネームは獲得が難しい様子だ。

　ベンゲル監督は15日、このように話した。

「トップ3のチームを見たら、彼らが大きな変化をしなかったことが分かる。我々はチームを強化しなければいけない。ただ、イングランドのクラブが持つお金に関係なく、選手が見つかるかは分からない。我々はすでに動いている。だが、選手を見つけなければいけない。それは簡単なことではないんだ」

　だが、チーム力は上がると信じている。

「若手を無視することはできない。アレックス・イウォビが19歳、モハメド・エルネニーが23歳、フランシス・コクランが24歳。来シーズンはさらに良い選手になる。チームの中軸を担う選手を残し、より強くなる必要があるね。我々は正しい道を進んでいるよ」

　プレミアリーグ優勝が厳しいアーセナルは、ライバル・トッテナムよりも下の順位でシーズンを終えるかもしれない。だが、ノースロンドンの支配者がどちらかという議論は気にしていない。

「そもそも、我々はまだスパーズの後ろにいない。トッテナムは18年間、我々の後ろにいたんだ。現実的になろう。レスターが日曜日の試合に勝ったとしても、我々に影響はない。我々がクリスタル・パレスに勝たなければいけないということには変化がないんだ。結果がどうであれ、我々は準備をしなければいけない」

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