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メッシのキャリア500得点目も空砲に…バルサ悪夢の3連敗でリーガは大混戦

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[4.16 リーガ・エスパニョーラ第33節 バルセロナ 1-2 バレンシア]

 リーガ・エスパニョーラ第33節3日目が16日行われ、バルセロナバレンシアをホームに迎えた。前半だけで2点のリードを奪われたバルセロナは、後半18分にFWリオネル・メッシのキャリア500得点目のゴールで1点差に詰め寄ったが、1-2で敗れてリーガ3連敗を喫した。この結果、当該チーム間の勝ち点(バルセロナがアトレティコに2勝)でバルセロナが首位をキープしたものの、2位のアトレティコに勝ち点76で並ばれ、3位のレアルに勝ち点1差に詰め寄られた。

 ここ3試合勝利がなく(1分2敗)、直前に行われた試合でグラナダを3-0で下したアトレティコ・マドリーに勝ち点で並ばれた状況でバレンシア戦を迎えたバルセロナは、前半6分に好機を創出する。しかし、左サイドのFWルイス・スアレスのクロスからメッシが狙ったシュートは、GKジエゴ・アウベスの守備範囲に飛んでしまい先制点を奪うには至らない。

 その後も攻勢を掛けるバルセロナは同12分、素早いリスタートからメッシが送ったパスで最終ラインの裏に抜け出したFWネイマールがループシュートを狙うも、好反応を見せたD・アウベスに右手1本で阻まれてしまう。同17分にはバレンシアがシュートまで持ち込む場面を作り出し、MFエンソ・ぺレスのパスを受けたFWロドリゴがゴールを脅かしたが、ボールはゴール左に外れた。

 前半22分にはCKの流れから至近距離で放ったスアレスのヘディングシュートが枠上に外れ、同25分にはカウンターから放ったメッシの強烈なミドルシュートがD・アウベスの横っ飛びのセーブで弾き出されるなどバルセロナがチャンスを生かせずにいると、同26分にバレンシアが先制に成功する。左サイドでボールを受けたMFアンドレ・ゴメスのパスからPA内に進入したDFギリェルメ・シケイラのクロスが、MFイバン・ラキティッチに当たってコースが変わるとゴールマウスに吸い込まれ、オウンゴールでスコアは1-0となった。

 前半39分には後方からのパスで抜け出したメッシのヘディングシュートがまたもやD・アウベスに阻まれるなど、バレンシア守護神の壁を打ち破れずにいると、前半アディショナルタイムにはMFダニエル・パレホのパスからFWサンティ・ミナにネットを揺らされてリードを2点差に広げられてしまった。

 2-0とバレンシアがリードしたまま後半を迎えると、まずは1点を返そうとするバルセロナが一方的に押し込むが、守備に重心を置いたバレンシアを攻略できずに時計の針だけが進んでいく。しかし、後半18分にDFジョルディ・アルバのグラウンダーのクロスをメッシが右足で押し込んで1点差に詰め寄る。このゴールはメッシにとってキャリア通算500得点目となった。

 同点ゴールを狙うバルセロナは後半30分にラキティッチが決定的なシュートを放つがD・アウベスのビッグセーブに遭い、同39分にはPA内で放ったネイマールのシュートが相手DFにブロックされ、同44分にはMFアンドレス・イニエスタのクロスからフリーになったDFジェラール・ピケのシュートがゴール左に外れるなど、その後の猛反撃も実らずに1-2で敗れて3連敗を喫した。


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