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トッティ逆転弾に涙のローマサポ、憧れの主将と対面「彼は芸術作品」

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 ローマFWフランチェスコ・トッティがPKを決めた瞬間、オリンピコのスタンドで観戦していた彼は、感動で涙を流した。そしてその翌日、彼は憧れのトッティと対面することになった。

 トッティは20日のセリエA第34節トリノ戦で、86分から途中出場し、3分も経たないうちに2得点を挙げ、チームを3-2の逆転勝利に導いた。逆転弾となったPKを決めた際、テレビカメラはスタンドで涙を流すサポーターの様子をとらえた。

 試合から一夜明けた21日、このサポーターが22歳のアレッシオさんだったことが発覚。アレッシオさんはローマの練習場トリゴリアに招待され、憧れのトッティとも対面した。

 アレッシオさんは涙を流したときの様子を、次のように振り返っている。イタリア『コッリエレ・デッロ・スポルト』が伝えた。

「スタンダール症候群になってしまったんだよ。傑作の前に、感動したんだ。だって、トッティは人間工学が生み出した芸術作品だからね。僕は彼女のことでも泣いたことがないんだ。でも、あのときは感情が押し寄せてきて、止まらなかった」

 ローマの大学で電子工学を学んでいるというアレッシオさんは、チームとトッティを心から愛しているようだ。

「トッティがセリエAでデビューしたとき、僕はまだ生まれてもいなかった。でも、彼は僕の人生の大半を占めるんだ。いや、ローマは僕の本当の恋人と言えるね」

「『あいつ、サッカーの試合で泣いているぞ。どうせ選挙も行かないんだろう』と言う人もいるかもしれない。でも、僕にとってローマは政治以上のことなんだ。家族と同じなんだよ」

 だからこそ、アレッシオさんはトッティとルチアーノ・スパレッティ監督が良好な関係を築き、クラブがトッティとの契約を延長することを望んでいる。

「トッティとスパレッティ監督の関係? 僕は、どこかで合意できるところがあると思う。いや、そうしなければいけない。キャプテンの契約は延長すべきだよ。テクニカルな面で彼をマネジメントするのは監督だけどね」


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