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バルサで居場所を失うA・ビダル、ピケとの『ペリスコープ』でのやり取りも問題か

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 昨夏の移籍市場でセビージャからバルセロナに加入したMFアレイクス・ビダルだが、戦力と認められないままに今季を終えようとしている。スペイン『ムンド・デポルティボ』が報じた。

 今年1月にFIFAの選手登録禁止処分が解除され、正式にバルセロナの選手となったA・ビダルだが、それ以降先発したのはわずか9試合で、最近は招集外になることも多い。中盤を本職としながら、DFダニエウ・アウベスと右サイドバックの定位置を争うとみられていた同選手だが、同ポジションでの序列はMFセルジ・ロベルト、DFアドリアーノ・コレイア、さらにはDFドウグラスよりも下という状況。23日のリーガ・エスパニョーラ第35節スポルティング・ヒホンでも、再び招集外となった。

『ムンド・デポルティボ』は、A・ビダルが現在のような状況に陥った理由について、チーム、またA・ビダルの関係者に問い合わせた模様。それによると、チーム関係者は移籍金1700万ユーロでバルセロナに加入したA・ビダルが、期待通りの働きを見せていないとの見解を示しているようだ。D・アウベスのライバルとなるべき選手であったのに、最近はチーム内競争に臨む意思が失われた様子であるという。

 一方A・ビダルに近しい人物は、現状を奇異に感じている様子。A・ビダルとルイス・エンリケ監督は衝突したわけではないようだが、同指揮官から起用しない理由については何も説明がないという。ただし同選手の関係者は、リーガ第28節エイバル戦後の出来事を、L・エンリケ監督が問題視した可能性も考慮しているようだ。A・ビダルはエイバル戦後、DFジェラール・ピケの『ペリスコープ』による中継に参加し、自虐的にこうコメントしていた。

「今日楽しかったのは、パルチス(スペインのすごろく)とかだね。ベンチ要員について?いつも通りマテューが隣に座っていて最高だった。僕たちはもう親友だよ」

 A・ビダルの代理人ロドリ・バステール氏は、問題解決のためにクラブと話し合いの場を持つ見込み。また同氏は選手に対して、厳しい姿勢で練習に励むよう助言もしているようだ。

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