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フンメルス、一転して残留も? バイエルンの要求額にドルトCEOは「交渉の余地なし」

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 ドルトムントDFマッツ・フンメルスは今シーズン終了後、実際にバイエルンに移籍するのだろうか。ハンス・ヨアヒム・バツケCEOはドイツ『SZ』に対し、バイエルンに提示した要求額に「交渉の余地はない」と断言している。

 ドルトムントは先週、フンメルスが今夏でのバイエルン移籍を望んでいることを発表。その直後にバツケCEOとミヒャエル・ツォルクSD(スポーツディレクター)は、バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲCEOに同選手の移籍に関する条件を伝えたとされる。

 バツケCEOは1日、『SZ』に対して「移籍金額は伝えてある」とことを認めながらも、その金額には「交渉の余地はない」と断言。「その額が100%に支払われない限り、移籍は成立しない」とのことだ。同CEOはさらに、ドルトムントが再獲得を狙うと噂されているMFマリオ・ゲッツェが、差額を埋め合わせるトレード要員になる可能性を除外している。

 ドルトムント側の求める移籍金額がいくらかは、もちろん明かされていない。だが一部メディアはその金額を、ゲッツェがドルトムントに所属していた当時の契約解除金以上と報じている。それが事実であれば、バイエルンはドルトムントとの契約を1年しか残していないフンメルス獲得のため、3700万ユーロ(約45億円)以上の大金を投じなければいけない。

 またバツケCEOは先日、「マッツが新シーズンも我々の下でプレーする可能性は、人々が思うほど低くない」とも発言。ボルフスブルク戦の大勝後、フンメルスがチームとともに最も熱狂的なドルトムントサポーターが陣取るズュートトリビューネ(南スタンド)に向かった行動は、「彼はドルトムントを過去のものとしていない」ことを示しているとも述べた。

なお『SZ』 は、フンメルス本人がボルフスルク戦後、「ある程度の可能性があれば、ああいう発表をしなければいけないんだ。可能性が51%だったとしてもね」と話していたことも指摘。同メディアによると数人のチームメートは、キャプテンが必ずしも移籍するとは限らないと考えているという。今回の移籍騒動は、一転する可能性があるかもしれない。


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