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ファン・ハールの奇策?ヤヌザイ、2度の交代取り消しで苦笑い

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 これはルイス・ファン・ハール監督の奇策だったのだろうか―。ベンチスタートとなったMFアドナン・ヤヌザイはファン・ハール監督の指示で交代の準備を進めたが、寸前で取り消された。それが1度ではなく、2度もあり、結局ヤヌザイの出番はなかった。英『メトロ』が伝えている。

 マンチェスター・ユナイテッドは7日、プレミアリーグ第37節でノリッジのホームに乗り込んだ。ウォーミングアップ中にFWアントニー・マルシャル、前半12分にDFマッテオ・ダルミアンの負傷があり、残留を目指すノリッジに苦戦を強いられたが、後半26分にFWウェイン・ルーニーのパスからMFフアン・マタが決勝点を挙げ、1-0で辛勝した。

 ユナイテッドは負傷者が相次いだことでドルトムントにレンタル移籍していたヤヌザイを今年1月に早期復帰させた。しかし、ヤヌザイはこの試合を含めて復帰後、公式戦6試合でしかベンチ入りしておらず、出場もわずか21分にとどまっている。

 この日、3月20日の第31節マンチェスター・シティ戦以来のベンチ入りを果たしたヤヌザイ。ノリッジ相手に得点を奪えなかったことで後半20分あたりに交代の指示を受け、準備を進めていた。しかし、同26分にマタのゴールが決まり、ファン・ハール監督はヤヌザイではなく、MFモルガン・シュナイデルランの投入を決断した。

 その後、再びファン・ハール監督に呼ばれ、ユニフォームに着替えてピッチライン際まで行ったが、心変わりしたのかファン・ハール監督はヤヌザイにベンチに戻るよう指示。これにはヤヌザイの隣に座っていた我慢できず、マルシャルも前の席に隠れて笑いをごまかしていた。ベンチに戻ったヤヌザイもあきれたように苦笑いし、その場をやり過ごしていた。


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