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ユナイテッドのチームバスが襲撃 ウエスト・ハムオーナーは「もっと早く来い」と逆ギレ?

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 10日に行われたプレミアリーグ第35節延期分、ウエスト・ハムマンチェスター・ユナイテッドの一戦で、試合前にユナイテッドのチームバスが襲撃された。イギリスメディアが報じている。

 バスにガラスのボトルなどが投げつけられ、窓が損害を負うなどトラブルが発生し、警官らが軽傷を負うなど混乱となったため、試合は最終的にキックオフが45分延期された。イギリスメディアによると、逮捕者は出なかったようだ。

 来季からオリンピック・スタジアムに移転するウエスト・ハムは、この日が112年使用してきたアップトン・パークでのラストゲームだった。

 スタジアム到着後、FWウェイン・ルーニーはイギリス『スカイ・スポーツ』で「ナイスじゃなかった」と嘆いている。

「バスはぼろぼろにされた。でも、僕らはここに来たよ。僕が言うことじゃないけど、がっかりなのはもちろんだ。ウエスト・ハムにとって大事な夜だった。でも、彼らもクラブとしてファンがしたことに落胆するはずだ」

 ルイス・ファン・ハール監督も「映像がすべてを示している」と不快感を表した。

「警察が録画しているのも見た。感情的になっていたのだろうが、ロンドンで試合開始が遅れるのは、我々にとってこれで2度目だ。準備の時間があったから、前回よりはマシだったね」

「こういうのを目にするのは、初めてのことじゃない。良いことではないがね。我々が適切な形で受け入れられなかったことは確かだね。選手たちにも影響する。それが気の毒だ」

 だが、ウエスト・ハムのサリバン共同オーナーは、「深く落胆している。サポーターのことを思うとなおさらだ」と述べ、ユナイテッドの到着が遅かったことを批判している。

「みんな忘れているが、それぞれ電車やバスで帰宅しなければいけない。我々は試合後にファンのために素晴らしいショーを用意してきた。だが、(キックオフ延期によって)多くの人が残れない」

「ユナイテッドは16時にここに来るべきだった。我々のラストゲームであることは知っているはずだ。彼らは先日もトッテナム戦で同じ問題があった。警察も優しかったと思う。私なら、予定通りのキックオフにしていたよ」

 ウエスト・ハムは試合後、声明でサポーターの行為を非難。警察と協力して“犯人”を特定し、生涯入場禁止の処分を科すと発表している。

 試合ではウエスト・ハムサポーターのスタンドから、ユナイテッドGKダビド・デ・ヘアに向けてペットボトルが投げられるトラブルも起き、イングランドサッカー協会はバスの一件と合わせて調査に動いている。

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