エース級ストライカー補強を公言しているウエスト・ハムが、無謀な移籍を考えている。レスター・シティのイングランド代表FWジェイミー・バーディ(29)獲得を「真剣」に検討しているようだ。英『サン』が報じている。

　今季6位と好調のウエスト・ハムは、来季から本拠地をアプトン・パークから、オリンピック・スタジアムへ移転する。さらに来季のヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得の可能性も残っており、大型補強に動く可能性が伝えられている。その候補として、リバプールのベルギー代表FWクリスティアン・ベンテケやアーセナルのイングランド代表FWセオ・ウォルコット、リヨンのフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットなどのエース級ストライカーの名前が挙がっている。

　バーディもその一人のようだ。11試合連続ゴールのプレミアリーグ新記録を樹立するなど、ここまで得点ランク2位タイの24ゴールを記録。レスターの絶対的なエースとしてプレミア初優勝に大きく貢献した。同紙によると、ウエスト・ハムは、イングランド代表としも活躍する29歳ストライカーの動向を追っており、2500万ポンド(約40億円)のオファーを提示する準備があるとのことだ。

　バーディは今年2月に2019年まで契約を延長した。さらに今季チームが優勝し、来季チャンピオンズリーグに出場できることから、「僕はここで幸せだよ。僕たちは兄弟なんだ。練習が終わったら、また次の日の練習で、とはならない。僕たちは一緒にご飯に行って、ずっと話している。これからもみんなでやりたいね」と、レスターへの強い愛情を示している。なお、バーディがレスターに加入した際の移籍金は100万ポンド(現在のレートで約1億6000万円)と言われている。

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