パリSGのFWズラタン・イブラヒモビッチは、コンディションに不安を抱えながらも、PSGでのラストマッチとなるフランスカップ決勝に出場する見通しだ。

　イブラヒモビッチは今季限りとなっているPSGとの契約を延長せず、退団することを先日発表した。リーグアン全日程を戦い終えたのに続いて、21日に行われるフランスカップ決勝マルセイユ戦がPSGでの最後の試合となる。

　長いシーズンを戦ってきた体のコンディションは決して理想的ではないようだが、やはりイブラヒモビッチとしてはこの試合を欠場するわけにはいかないだろう。ローラン・ブラン監督が試合前日に次のように語ったとしてクラブ公式サイトが伝えている。

「ズラタンは今週練習していなかった。ふくらはぎに痛みを抱えていたためだ。この試合は気持ちでプレーすることになる」

「彼もほかの選手たちも、勝つために全力を尽くしてくれるだろう。ズラタンにもほかの全員にも勝利のメンタリティーがある。それこそが決勝で勝つために必要なメンタリティーだ」

　PSGはすでに今季リーグアンおよびリーグカップで優勝。フランスカップも獲得すれば2年連続国内3冠の快挙となる。イブラヒモビッチはPSGで12個目となるタイトルを手にし、有終の美を飾ることができるだろうか。