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カントナがベンゼマに援護射撃 「勇気あるコメントだ」

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 EURO2016に臨むフランス代表から落選したFWカリム・ベンゼマは、ディディエ・デシャン監督の選手選考を非難した。エリック・カントナ氏が、その勇気をたたえている。

 ベンゼマとカントナ氏は、人種が代表選考に影響したと主張した。レアル・マドリーFWは、「人種差別に屈した」と、今回の選考を非難。一般的にはマテュー・バルブエナに対する恐喝容疑事件が落選の理由と考えられているが、別の理由があったと指摘している。

 ベンゼマよりも前に代表選考に疑いの目を向けていたカントナ氏は、フランス『リベラシオン』でこのように語った。

「ベンゼマの発言には全然驚かない。私が指摘したかったことだ。彼はデシャンの決定が世論に影響されたということを言った。それは今のフランスの政治情勢の表れだ」

「ベンゼマは勇気のあるコメントをしたね。彼はまだフランス代表でプレーすることができるにも関わらず話したんだ。だが、選手としての前に、一人のフランス国民として動いたのだろう」

 自国開催のEURO2016を前に周囲が騒がしくなっているフランス代表。チームは一致団結して大会に臨みたいところだ。

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