beacon

数的不利に陥るも粘りの同点弾!! ボスニア、PK戦制してキリン杯決勝進出

このエントリーをはてなブックマークに追加

[6.3 キリン杯準決勝 ボスニア・ヘルツェゴビナ 2-2(PK4-3) デンマーク 豊田]

 キリン杯は3日、準決勝を行い、豊田スタジアムでボスニア・ヘルツェゴビナ代表とデンマーク代表が対戦。前半にデンマークが2点を先行するも、後半にボスニアが2点を返して2-2のまま90分間を終了。迎えたPK戦を4-3で制したボスニアが決勝進出を決めた。勝利したボスニアは7日に市立吹田サッカースタジアムで行われる決勝戦で、この後行われる日本対ブルガリアの勝者と、敗れたデンマークは3位決定戦で日本対ブルガリアの敗者と対戦する。

 序盤から主導権を握りながらも徐々にボスニアに押し込まれる時間帯が続いたデンマークだったが、前半22分にセットプレーの流れから先制に成功する。ショートコーナーを蹴り出したMFクリスティアン・エリクセンがリターンパスを受けると、ミドルレンジからシュート。ボールはGKイブラヒム・シェヒッチに弾かれたものの、こぼれ球をDFシモン・ケアーが押し込んでスコアを1-0とした。

 後半24分にはボスニアが左サイドから展開すると、最後はFWミラン・ジュリッチが強烈なシュートを枠内に飛ばしたが、日本代表FW岡崎慎司の同僚であるGKカスパー・シュマイケルにストップされて同点ゴールとはいかず。すると、同41分には左サイドのDFリサ・ドゥーミンが送ったグラウンダーのクロスのこぼれ球をFWビクトル・フィッシャが冷静に蹴り込み、デンマークがリードを2点差に広げた。

 2-0とデンマークがリードしたまま後半を迎えると、ボスニアは選手を2人入れ替えて反撃を試みる。すると後半7分、右サイドのDFオグニェン・ブラニェシュのクロスをゴール中央で待ち構えるジュリッチがヘディングで叩き込み、ボスニアが1点差に詰め寄った。

 その後は主導権を握って試合を進めるボスニアだったが、後半25分にブラニェシュが2度目の警告を受けて退場。しかし、数的不利に陥りながらも果敢に同点ゴールを狙うボスニアは、同39分に左サイドを突破したDFセアド・コラシナツのグラウンダーのクロスをジュリッチが合わせてネットを揺らし、スコアを2-2とした。

 終盤は数的優位に立つデンマークがパワープレーに出て勝ち越しゴールを狙うも、2-2のまま後半終了のホイッスルが吹かれ、勝負の行方はPK戦に委ねられることになった。迎えたPK戦で両チーム1人ずつがGKにストップされて迎えたデンマーク3人目のDFアンドレアス・クリステンセンが枠を外してしまう。一方のボスニアは残り選手が全員決めてPK戦を4-3で制し、決勝進出を決めた。

TOP