MF細貝萌は、現在レンタルで所属しているトルコのブルサスポルに来季も残留することはなさそうだ。保有権を持つヘルタ・ベルリンにも残らず、古巣浦和レッズに復帰することになるかもしれない。ドイツ『キッカー』が伝えている。

　細貝は昨年夏にヘルタからのレンタルでブルサスポルに加入。レンタル契約は今月末で満了となる。100万ユーロ程度の金額での買い取りオプションが設定されている模様だが、ブルサスポルはこの金額を引き下げた上で細貝を完全移籍させることを考えていると報じられていた。

　だが、ブルサスポルは契約により細貝に支払うはずだった給料の一部をまだ支払っていないという。『キッカー』が細貝周辺から得た情報によれば、本人は給与未払いに不満を抱いていることもあり、ブルサスポル残留は考えていないとのことだ。

　しかし、レンタルを終えてヘルタに戻ったとしても立場は厳しいものとなるかもしれない。日本代表FW原口元気も所属するヘルタは2015-16シーズンにブンデスリーガ7位の好成績を収め、来季はヨーロッパリーグにも出場するが、パル・ダルダイ監督は細貝を構想には含めていないとみられる。

　一方で、以前から細貝復帰を望んでいると伝えられていた古巣の浦和は、現在も同選手への関心を持ち続けているようだ。現時点では、日本復帰の可能性が最も高いのかもしれない。

　細貝は2011年1月に浦和からレバークーゼンへ移籍して欧州での挑戦を開始。レンタル先のアウクスブルク、2013年に移籍したヘルタも含めてブンデスリーガ通算100試合以上に出場した。5年半ぶりの日本復帰となるのだろうか。

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