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ジダンは「卑怯なテロリスト」と呼ばれた

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[パリ 10日ロイター]
 サッカーのワールドカップ(W杯)ドイツ大会決勝のイタリア戦で、退場処分を受けたフランス主将のジネディーヌ・ジダンは、イタリアDFマテラッツィから「卑怯なテロリスト」呼ばわりされていたと、人権擁護団体の「SOSレイシズム」が発表した。

 同団体は声明文の中で、いくつかの有力情報によれば、マテラッツィがアルジェリア系移民二世のジダンを「卑怯なテロリスト」と呼んだのは明らかで、国際サッカー連盟(FIFA)に対し、原因究明の徹底調査を要求すると、語った。

 今大会を最後に現役引退するジダンは前半7分に先制点を決める活躍を見せたが、延長後半5分にイタリアのマテラッツィと口論の末、頭突きをし、レッドカードの退場処分を受けた。

 ジダンとマテラッツィの両者は現時点で、事の真相を明らかにしていないが、フランスTV局の報道によれば、ジダン自身が近日中にこの件についてコメントすると言う。

<写真説明>7月10日、サッカーのW杯ドイツ大会で退場処分を受けたフランス主将のジダン(左)はイタリアDFマテラッツィから「卑怯なテロリスト」と呼ばれたと人権擁護団体が声明発表。9日撮影
(2006年ロイター/Kieran Doherty)

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