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ファン・ハールとの過去を語るデュガリー氏「バルサでの日々は地獄だった」「移籍するために泣き真似をした」

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バルセロナ時代のルイス・ファン・ハール監督

 元フランス代表のクリストフ・デュガリー氏が、バルセロナ時代に経験したルイス・ファン・ハールマンチェスター・ユナイテッド監督の“恐怖政治”にまつわるエピソードを明かしている。

 1990年代、黄金時代を謳歌したフランス代表の中心選手として活躍したデュガリー氏。ジネディーヌ・ジダン(現レアル・マドリー監督)やエマニュエル・プティ氏らとともに1998年のW杯、EURO2000と国際主要大会2連覇に貢献した。

 W杯直前の1997年にミランからバルセロナに移籍したデュガリー氏は、フランス『Le vestiaire』で当時をこう振り返っている。

「ファン・ハールはペットボトルを使って戦術の指南をした。それから自分のメモ帳を見ながら、選手個人個人に話しかけるんだ。『君は23分にボールを失った。48分にもう一回、53分にさらにもう一回だ。これをどう説明する?』。こんな調子だ。それだけじゃなく、そういう彼の質問に答えなければいけないんだ!」

「僕はバルセロナで過ごした6か月間、いつも自分に質問していた。『これは普通なのか?』とね。3年契約で加入したけど、ファン・ハールと話して移籍させてくれるように頼んだよ」

 指揮官とは、最後まで折り合いがつかなかったようだ。

「僕はあれ以上我慢できなかった。それに(当時のフランス代表監督エメ・)ジャケは僕たちに所属クラブで試合に出ることを望んでいた。泣き真似をしながら、ファン・ハールに言ったよ。『もう我慢できない! 移籍させてくれ!』ってね」

「ファン・ハールは僕に『移籍してはダメだ。君を信じているから』と言った。だから僕は言ったよ。『僕を信じてる? なら、どうして僕を6番のポジションで起用するんだい?』。あの6か月は最悪だった。本当に地獄の日々だったよ…」

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