beacon

公式戦3戦17発も“蚊帳の外”…香川「自分を使いづらい状況」

このエントリーをはてなブックマークに追加

最後まで出場機会のなかったMF香川真司

[9.20 ブンデスリーガ第4節 ボルフスブルク1-5ドルトムント]

 ブンデスリーガは20日、第4節1日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムントは敵地でボルフスブルクと対戦し、5-1で快勝した。香川は公式戦4試合連続で先発から外れ、最後まで出場機会がなかった。

 14日の欧州CLレギア・ワルシャワ戦(6-0)は出番がなく、中2日で迎えた17日のダルムシュタット戦(6-0)は後半18分からの途中出場。さらに中2日のこの日、先発4人を入れ替えたドルトムントだが、香川は再びベンチからのスタートとなった。

 4-1-4-1のシステムを採用したドルトムントはMFユリアン・バイグルを中盤のアンカーに置き、MFマリオ・ゲッツェとMFラファエル・ゲレイロがインサイドハーフを務めた。本職は左サイドバックのゲレイロだが、後半からは左サイドハーフに回るなどユーティリティー性を発揮。ブンデスリーガ初ゴールを含む1得点2アシストの活躍を見せた。

 今季、ロリアン(フランス)から加入したポルトガル代表DFについては香川も「左サイド全般のポジションができることを証明しつつある」と、強力なライバルの一人として受け止めている。「すごくいい選手だし、結果を残しているので、現状は自分を使いづらい状況だとは思う」と認めた。

 直接的にトップ下のポジションを争っているゲッツェだけでなく、2列目には22歳のゲレイロのほか、19歳のMFウスマン・デンベレ、18歳のMFクリスティアン・プリシッチ、19歳のMFエムレ・モルら若手も数多くひしめいている。各選手が結果を残し、チームも公式戦3試合で計17ゴールを量産。現時点では“蚊帳の外”に置かれている香川だが、この流れに乗り遅れるわけにはいかない。

「今は我慢というか、(チームとして)いいところがいっぱいあるので、自分の中でそれをイメージしながらやっていきたい。いい競争だと思う」。次戦はみたび中2日の23日にホームでフライブルクと対戦する。開幕戦以来の先発出場となれば、目に見える結果が求められるのは間違いない。

●欧州組完全ガイド
●ブンデスリーガ2016-17特集

TOP