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ピケ、ロシアW杯後にスペイン代表引退 「僕にとって最後の大会となる」

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ロシアW杯後の引退を示唆したジェラール・ピケ

 スペイン代表DFジェラール・ピケは、2018年ロシア・ワールドカップ(W杯)後に同代表を引退することを宣言した。

 ピケは9日に行われたロシアW杯欧州予選アルバニア戦(2-0)の直後に、代表を引退する意思を告白。「ロシアW杯は僕がスペインとともに戦う最後の戦いとなる」と語った。

 現在29歳のピケが代表引退に踏み切る理由は、やはりピッチ外の騒動にあるのかもしれない。バルセロナ所属DFはカタルーニャのスペインからの独立を支持しているために、スペイン代表とアイデンティティーを通わせていないと幾度も批判を浴びせられてきた。そしてこのアルバニア戦でも、ピケはある騒動の主役を演じている。

 ピケはフル出場を果たした同試合で、アウェーユニフォームの長袖を着用したが、なぜか袖を切り取って半袖のようにしていた。ソーシャルメディア上では、袖を切り取った理由がスペインを象徴する赤と黄色のカラーリングの袖口を見せたくないためであるとして、同選手を再び非難の的としている。

 だが袖口に赤と黄色があしらわれているのはアウェーユニフォームの半袖だけであり、ピケが切り取った長袖のユニフォームの袖口の色は、実際には白だった。ピケは袖を切った理由について「袖が短すぎて不快に感じていた。とてもくたびれることだね」と説明。また批判を受ける状況に理解を示しながら、ロシアW杯に向け全力を尽くす覚悟を示している。

「これまでだって大きな期待を抱えて代表チームでプレーしてきたし、今後もそうしていくよ。ロペテギ(スペイン代表監督)のプロジェクトの力になりたいんだ」

「確かにここ数年間、僕の扱いは快いものではない。これまで全力を尽くしてきたし、今現在だってそうしているのにね。自分が(スペイン代表に)いない方が良いと思っている人々がいるのは、明白だ。それでも、自分はロペテギのプロジェクトに期待している。だからW杯までプレーするんだよ」
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