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サンチェス&ジルがともに2発! アーセナルがモイーズ率いる低迷サンダーランドを粉砕

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ジルとサンチェスがともに2ゴールを奪い、アーセナルが快勝した

[10.29 プレミアリーグ第10節 サンダーランド1-4アーセナル]

 プレミアリーグは29日、第10節を行った。アーセナルは敵地でサンダーランドと対戦し、4-1で勝利した。

 22日の第9節ミドルスブラ戦で引き分けに終わり、リーグ戦の連勝が6でストップしたアーセナル。25日のEFL杯4回戦ではターンオーバーを採用し、主力を休ませてレディング(2部相当)に2-0で勝利した。この試合では、レディング戦から7人を代え、MFメスト・エジルやFWアレクシス・サンチェスらがスタメンに復帰している。

 今夏デイビッド・モイーズ監督が就任したものの、開幕から9試合勝利がない(2分7敗)サンダーランド相手に容赦なく攻め込むアーセナルは、前半12分にPA右からエジルが左足シュートを放つなど、徐々に攻撃の圧力を増していく。すると同19分に先制に成功する。右サイドを突破したMFアレックス・オクスレイド・チェンバレンがクロスを送り、中央のサンチェスがヘディングシュートをゴール左隅に決め、スコアを1-0とした。

 アーセナルは前半26分、カウンターから左サイドでDFキーラン・ギブスのリターンを受けたFWアレックス・イウォビがカットインして右足を振り抜く。同38分には、チェンバレンのバックスピンがかかったロングパスで裏に抜け出したエジルが左足ループを放つなど、追加点を狙いに行く。一方のサンダーランドは前半終了間際の同42分に主将のDFジョン・オシェイが負傷で、DFパピ・ジロボジとの交代を余儀なくされた。

 後半の立ち上がりはサンダーランドに押し込まれる時間もあったアーセナルだが、CBローラン・コシールニーやボランチのMFフランシス・コクランらの体を張った守備で同点を許さない。後半14分には、カウンターからエジルの左足アウトサイドのパスでチェンバレンが裏に抜け出し、GKと1対1の場面を作ったが、右足シュートはゴール左に外れた。

 アーセナルは後半17分にサンチェスがドリブルでPA内に侵入すると、DFラミン・コネに後方から倒されたが、主審の笛は鳴らなかった。しかし、サンダーランドは同19分にMFダンカン・ワットモアが飛び出したGKペトル・チェフに倒されてPKを獲得。これをキッカーのFWジャーメイン・デフォーが右足でゴール右隅に決め、1-1と同点に追いついた。

 後半24分にアーセナルはイウォビを下げて、FWオリビエ・ジルを投入。このアーセン・ベンゲル監督の交代策が奏功する。同26分、サンチェスがドリブルで相手を引き付けて左に展開。オーバーラップしたギブスがダイレクトで中央に折り返すと、ジルが左足ボレーで合わせ、2-1。ジルの今季公式戦初ゴールでアーセナルが勝ち越しに成功した。

 これで勢いに乗ったアーセナルは後半31分、エジルの右CKからニアに走り込んだジルがバックヘッド。ふわっと弧を描いたボールがGKの手をかすめてゴール左に吸い込まれ、リードを2点差に広げる。さらに同33分、ギブスの左足シュートは左ポストを叩いたが、ルーズボールをMFアーロン・ラムジーがつないで、サンチェスが冷静に右足で流し込み、4-1で試合を決定づけた。

 アーセナルはその後もサンダーランドを圧倒し続け、追加点を奪えなかったものの、ジルとサンチェスの2ゴールでアーセナルが4-1で勝利。11月1日に行われるUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)グループリーグ第4節ルドゴレツ(ブルガリア)戦に弾みをつけた。一方、サンダーランドは開幕から10試合勝利なしとなった。

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