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脳しんとうで離脱していた宮市が早くも練習復帰「接触の後の事は何も思い出せない」

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脳震盪が心配された宮市亮だが…

 10月31日に行われたブンデスリーガ2部第11節、ニュルンベルク戦に先発出場したザンクト・パウリに所属する宮市亮だが、12分には相手選手と激突し、プレーを続けるも29分にはやはり交代となった。宮市はそのまま病院に搬送され、脳しんとうを起こしていたことが発表されている。

 当初、入院した宮市については7~10日間の離脱が噂されていたが、金曜日には早くも練習に復帰を果たした。地元夕刊紙『ハンブルガー・アーベンドブラット』やドイツ誌『ビルト』が伝えている。

 練習場に姿を表した宮市は「チームメートからは、自分がなんと呼ばれているか覚えているかと聞かれました」と笑いながら話した。

 だが、試合については「とても怖かったですね。接触の後が思い出せないんです。だけど最初の15分のことは覚えています。だけどその後のことは何も思い出せないんです」と脳しんとうの影響があったことを認めている。「1-1だったところを0-0だと話したんです」

「それから少しづつ記憶が戻ってきました。自分がどこにいるのかわからない上に痛かった。病院の初日は気分が悪かったです。まだ接触についてのビデオは見ていませんが、あとで見ます」

 練習では軽くランニングをこなし「気分はとても良いです」と状態は悪くないようだ。ただ「次の試合に出場できるかはまだわからないです」と話した。

 ザンクト・パウリは7日にビュルツブルガー・キッカーズと対戦するが、同クラブのメディカルは、宮市の状態に気を揉んでいるはずだ。また、ザンクトパウリを指揮するエワルド・リーネン監督も脳しんとうのリスクを知っているはずだ。デュエル、ヘディング一つのプレーで宮市のコンディションは悪化する。以上を踏まえると、宮市がピッチに復帰するのはインターナショナルマッチウィークの後になるだろう。

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