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墜落事故を免れたGKが引退表明…シャペコエンセ復活のため活動する意向を示す

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11月30日にシャペコエンセの本拠地で行われた追悼集会の様子

 11月28日に起こったシャペコエンセのチャーター機墜落事故で、チームに帯同しなかったことから難を免れた42歳のベテランGKニバウドが、現地メディアの前で引退を表明した。

 現在42歳のニバウドはこれまでブラジルリーグでのプレーが299試合に達し、300試合を迎えようとしていた。しかし、その試合は12月11日に控えていたブラジル1部リーグ最終戦、アトレチコ・ミネイロ戦が300試合という節目での自身の引退試合になると想定し、チームに帯同せずブラジル国内に残ることとなった。

 ニバウドはブラジル現地メディアのインタビューを受け、「遠征に行く予定だったが、ここに留まることになった。飛行機はシャペコに戻らず、サンパウロからメデシンに直接行くことになったから、監督から帯同しなくていいと言われたんだ。そして、チームは不運にも事故に遭ってしまった……」と涙ながらに語っている。

 シャペコエンセではGKダニーロが墜落事故から救出されたもののその後亡くなり、同じく事故機に乗っていたGKジャクソン・フォルマンは救出後右足を切断したとの報道もあり、現役でプレーするのが困難な状況にある。

 ニバウドは引退試合を前にピッチから退くことを表明したが、GKとしてピッチに立ち続けるのではなく、チームスタッフの一員としてシャペコエンセの存続、再建に向けて尽力することを明かしている。
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