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出番減る細貝はシュツットガルトに不満なし…同僚浅野には「まだまだポテンシャルがある」

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細貝萌

 ブンデスリーガ2部シュツットガルトに所属する細貝萌は最近、出番が減少している。だがドイツ紙『ビルト』のインタビューに応じた同選手は「不満はまったくない」とコメント。また恩師ヨス・ルフカイ氏が辞任したことや同僚の日本代表FW浅野拓磨についても話した。

 昨季はレンタルでトルコのブルサスポルで過ごしていた細貝は今夏にヘルタ・ベルリンからシュツットガルトに加入。シーズン序盤はすぐさまレギュラーの座を確保していたが、負傷明けの最近3試合はベンチスタートを強いられている。「2回もケガをしてしまったのでね。太股に肉離れを負い、それから足指を骨折しました」と振り返る同選手は「離脱が長く、その間チームを助けることができませんでした」と現状は負傷にもよると指摘。

「今は調子は完全に戻っています。それは事実です」と明かす細貝。出番が減っている状況については「不満はまったくないです。経験豊富な選手であるからこそ、チームの成功にどう貢献できるか考えることが大事ですからね。個人的にはフラストレーションはなく、エゴを優先させませんので」と自身の見方を語った。

 細貝の獲得を強く望んでいたのはアウクスブルクやヘルタから知るルフカイ氏。しかし、オランダ人指揮官はリーグ戦わずか4試合で辞任を決断。「もちろん彼の退団は残念でした。ヨス・ルフカイがいなかったら、僕もシュツットガルトにいませんでしたからね」と惜しむ細貝だが、「ただ、サッカー界では選手も監督も行ったり来たりですので。だから監督交代によりショックは受けませんでしたし、落ち込むこともなかったです」と続けている。

 一方、細貝はアーセナルからレンタルで加わった浅野についても言及。「彼はここまで良いパフォーマンスを見せてくれていますね。けど、まだまだポテンシャルがたくさん残っているでしょう」と厳しい先輩としての一面も覗かせた。また浅野のレンタル延長の可能性については「もちろん彼が夏以降も残ってくれれば、僕にとってもうれしいことです。でも、これはアーセナル、シュツットガルト、拓磨との間で決めることですからね」と話した。

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